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清水綾香です。
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ジュリー・マシューズ著『発達障害の子どもが変わる食事』
に出てくる、アメリカのブライアン・ジェプソン医師の言葉。
『発達障害は、生化学的、とくに代謝に障害を持つ疾患で、複数の臓器系に影響が及んでいるが、治療が可能』
発達障害は、精神疾患や心理的な障害と思われがちですが、そうではなく神経の障害。
からだの中の栄養素の代謝に問題があって、それによって神経や神経伝達物質に影響が及び、メンタル面やからだの症状として現れている状態です。
栄養素の代謝、つまり食べ物が問題となるわけですが、発達障害や自閉症の方はその中でも『腸』に関わる問題が大きく影響しています。
簡単に言ってしまうと、腸を荒らすような食生活を改善することが発達障害のケアの鍵の1つになります。
腸を荒らすような食生活って、どのようなものでしょう。
ちょっと挙げてみます。
■腸内細菌のバランスを悪化させる食べもの
消化しにくい食べ物(小麦、乳製品など)、砂糖、偏った食事
■カラダにとって有害なもの
添加物、化学合成物質、グルタミン酸Na、合成甘味料、トランス脂肪酸、ベーキングパウダー、硝酸塩、亜硝酸塩、農薬、遺伝子組み換え作物、抗生物質を使った肉魚、環境ホルモンを含むもの
■腸の粘膜を荒らすそのほかの要因
早期の離乳食開始、抗生物質、カンジダ菌の繁殖(*1)、食物過敏症(*2)
(*1)カンジダ菌の繁殖の手伝いをしてしまうのが、抗生物質の使用、糖質の過剰(砂糖、果物、でんぷんなど)、発酵食品など。
(*2)食物過敏症とは、遅延型フードアレルギーや食物不耐症とも言われます。これは、食べものの消化が十分にできていないために起こる”アレルギー反応”のようなもの。
具体的には、遺伝的な素因と、早食い、咀嚼不足、消化酵素不足がベースにあって、その人にとって消化がしっかりできない『ある特定の食べ物』を知らずにとり続けることで、『その特定の食べ物』が十分に消化できていないまま腸に送られる続けることが引き金となって起こるアレルギーに似たからだの拒絶反応といった感じでしょうか。
■『腸をいたわる食べ方』まとめ
①腸に負担になる食べ物のとり過ぎを避ける、
②腸を荒らすので化学物質の類を避ける、
と同時に、
③食べ物をしっかりと消化分解すること、
となります。
発達障害や自閉症のお子さんは、私たち人間の弱いところを如実に示してくれているのかなと感じました。
だって、上記の内容はすべての方に共通して心がけてほしい内容だから。
発達障害だと言われていない人たちは、ちょっと丈夫に生まれてきたから、上記のようなものにさらされても、そのダメージを実感できていないだけなのではないかという気がしてなりません。(発達障害や自閉症のことを熟知したうえでの発言ではなく、私が知ることだけを踏まえて直感で感じたことです。言葉の選び方が適切でないなど、あるかもしれません。)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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