【後編】その疲れ、副腎が疲れているせいかも

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

自分のからだを知ることからはじめる食セッションをしている清水綾香です。

 

前編・後編の2回に分けて書いています。

前編はこちら 【前編】その疲れ、副腎が疲れているせいかも

 

前回の記事では、ストレス時の副腎皮質の働きについて書きました。

副腎には、副腎皮質のほか、副腎髄質という部分もあり、こちらもストレスに関わる働きを担っています。

後編では、ストレス時の副腎髄質の働きについて書きます。

bottle-1282705_1920
副腎髄質もホルモンを生産・分泌する器官で、脳がストレスを受けるとコルチゾールというホルモンが分泌されてストレスに対処します。

副腎髄質が生産・分泌しているおもなホルモンと、そのおもな働きは次の通り。

①糖質コルチコイド(コルチゾールなど)

抗ストレス作用
糖を血液中に調達する(血糖値を上げる)
からだの中のたんぱく質を分解する(分解されたたんぱく質=アミノ酸から糖や遊離脂肪酸を作るために)
免疫抑制作用(感染症にかかりやすくなる)
抗炎症・抗アレルギー作用
昼夜の体内リズムをコントロールする
骨の形成を低下させる
脳の海馬の機能を低下させる
からだと脳の機能を興奮させる(活発化させる)
など

②鉱質コルチコイド(アルドステロンなど)

塩分と水分のバランスをコントロールする働き
血圧を適正に保つホルモン
筋肉の収縮に関わる

③性ホルモン

エストロゲン(女性ホルモン)
テストステロン(男性ホルモン)

ストレスが長期化すると、副腎髄質はコルチゾールの生産・分泌にかかりっきりになります。

そのため、ほかのホルモンの調節が手薄になり、絶妙なホルモンバランスが崩れます。

たとえば、アルドステロンの分泌が増加して、血圧上昇や、頭痛などを引き起こしたり、性ホルモンが不足して、生理トラブルを引き起こしたり、妊娠しにくくなったりするそうです。

 

また、ストレスが長期化してコルチゾール分泌が過剰になると、神経伝達物質のドーパミンやセロトニンの分泌が低下します。

◆セロトニン

不安や興奮、不快感を鎮める「リラックス」のホルモン
ドーパミン(快)やノルアドレナリン(不快)の情報をコ ントロールして鎮める精神安定の効果がある。
セロトニン分泌が低下するとストレスに打たれ弱くなり、喜怒哀楽が激しくなったり、うつっぽくなったりするのだそう。

ホルモンや神経伝達物質という言葉が連発して、ちょっと難しい話になってきていますが・・・大丈夫ですw

副腎が関わっているからだの働きがいかに多岐に渡るかということさえ伝われば十分。

 

そして、一番重要なのがコルチゾールの働き。

何らかのストレス状態が長期化すると、ストレス対応ホルモンであるコルチゾールがずーっと分泌され続けることになり、体内でコルチゾールが過剰になります(初期段階)。

コルチゾールが過剰なままだと、

 血糖値が高くなり、
筋肉が落ちてきて、
免疫力は低下します。

コルチゾールには、炎症を抑える働きがあるのですが、これは免疫力を低下させることで 炎症を抑えているからなのです。

そのため、コルチゾール過剰が続くと免疫力低下によって風邪やインフルエンザほか、感染症にかかりやすくなります。

 

疲れているときや忙しさがピークを過ぎたとたんに風邪を引いたりするのは、副腎の機能低下が関係していたのかもしれませんね。

ちなみに、この『炎症』というのは、熱や腫れといった症状のことをさします。からだのどこかに傷ができたり、体内に細菌やウィルスが侵入したときなどに必要な反応で、免疫システムが正常に働いている証拠です。

 

さて、前編後編でお伝えしてきたように、副腎という臓器が生産・分泌しているホルモンや神経伝達物質は全身のあらゆる症状に関わっているということが、なんとなくおわかりいただけたでしょか。
副腎がお疲れモードになり機能が落ちると、副腎が関わっている全身のあらゆるところに症状が現れる可能性があります。
どんな機能に支障が出るかをもう一度整理すると・・・

血糖調節
免疫機能
筋肉量・骨
血圧、むくみ
性機能(生理トラブル、生理前症候群=PMS、妊娠しにくい など)
心臓機能
不眠、うつ
記憶力
など。

改めて見てみると、どれもよくある症状ばかり。

副腎の機能低下で現れてくるのは、聞いたこともないような症状ではないのですよね。

副腎疲労で現れる症状は、ほかのよくある疾患や病気の前触れとよく似ていると言われます。

実際、よく間違われるのだそうです。

今のところ一般的な病院で『副腎疲労』という診断や治療を行なっているところはほとんどないそうです。

 

私は、脈拍や瞳孔で行なうセルフチェックを使って、ときどき自分のからだをチェックしていいます。

セルフチェックの方法を知っていると、精度は高くないとしても自分で早めに気づけてセルフケアできるからいいなぁと、個人的に大活躍しています。

 

以前、私が副腎疲労があるのを見つけていただいた治療院のアプライドキネシオロジー検査もおすすめです。

こちらも採血なしで、痛みを伴わない検査法ですし、セルフチェックより当然、精度が高く、もちろん治療もしていただけます。

副腎疲労症候群を扱っているクリニック(自由診療が多い)も増えてきていますね。

 

長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

 

【ご案内】

食セッションでは、あなたの食・健康に関する困ったや疑問を自由にお話しいただき、私の持っているものをフルに使って”今のあなたにとっての最善な方法”の気づきと行動をお手伝いをしています。

その中で、手軽に自分できるセルフチェックを取り入れた健康管理術や副腎疲労になりにくい食生活のお話もさせていただいていますよ。

食べ方と食生活の個別コンサル 食セッションのご案内はこちらから


清水綾香の食セッション~自分のからだを知ることからはじめよう~

http://ameblo.jp/tea-tree-and-more/

千葉県と東京都で、自分の内に目を向ける食べ方と食生活の個別コンサルをしています。

【前編】その疲れ、副腎が疲れているせいかも

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

自分のからだを知ることからはじめる食セッションをしている清水綾香です。

 

今日は、副腎疲労があるとどんな影響がからだに現れるのか、2回に分けて書こうと思います。

image

書くきっかけになったのは・・・

なんとなく最近、からだの不調を感じていたので、また副腎疲労のセルフチェックをしてみました。

そしたら、案の定、私の副腎がお疲れモードだということに気が付いたのです。

ブログでそのことについて書いています。

告白します。今の私、また副腎疲労があるみたいです。

昨日のブログの『副腎疲労』ってなに?と思った方へ

 

現代に生きる私たちの生活を見ると、ストレスがあまりかからないというのは現実的に難しいでしょう。

あらゆるストレスにからだが対処できるのは、副腎が生産・分泌しているホルモンが絶妙にコントロールされ、からだの中のバランスをとってくれているからなのです。

 

脳が何らかのストレス(脅威)を感じると、それが

精神的なものであろうと

肉体的なものであろうと

副腎に指令が送られ副腎からホルモンが分泌されます。

 

脳がストレスを感じると私たちのからだの中では、闘争・逃走反応が次々に起こり、からだの各所が協調しながら、からだを素早く動かせるように備えます。

副腎には、副腎皮質という部分と、副腎髄質という部分があり、どちらもストレスに関わる働きを担っています。

 

まず、副腎皮質から。

副腎皮質から分泌されるものは、次の通りです。

①アドレナリン(ホルモン)
心臓の健康に影響するホルモン。
体の隅々まで血を送る。
肝臓内のグリコーゲンをグルコース(ブドウ糖)に変換する

②ノルアドレナリン(ホルモン)
恐れたり驚いたりすると分泌される(不快)

③ドーパミン(神経伝達物質)
喜びや快楽で興奮すると分泌される(快)
これはホルモンではなく、神経伝達物質。

 

脳がストレスを感じると、副腎皮質からはアドレナリンホルモンが分泌され、闘争・逃走に必要なエネルギーを確保するべく、エネルギー源である糖と、酸素の供給のためにからだが反応します。

 

具体的には、血糖値が上がり、糖をからだ中に運ぶために血圧や心拍数が上がります。

酸素の確保のため呼吸数が上がります。

ストレスで動悸がするのはアドレナリンがたくさん出ているせいなのかも。

 

また、ストレス時には 消化器系や免疫系など、命に直結しない分野の働きが減速されます。

それは、闘争または逃走に対応するため、筋肉の血液が集中的にまわされるからです。

だから、時間に追われていたり、嫌なことがあったとき、緊張しているときなどは、食欲がなくなるし、食事をしても胃がキューっとなって消化不良を起こしたり、おいしく食べられないのですね。

 

さらに、からだが負傷した場合に備え、すぐに傷口を血栓でふさげるよう血液中には、血栓ができやすい環境整備がなされます。

つまり、血管の中が血が固まりやすい状態になるということ。

このようなからだの闘争・逃走反応は、昔の人間にとっては危険な状態にすばやく対処するために必要不可欠なメカニズムでした。

 

でも、現代の私たちが受けているストレスは様変わりしました。

私たちのストレスは、からだを張って対処するタイプのものではないですよね。

 

それなのに今もなお、ストレスに直面すると私たちのからだは血糖値や血圧、心拍数、呼吸数を上げ、血栓を作る働きを活発にしてしまうため、さなざまな健康障害の原因になってしまっています。

 

副腎髄質については、次の投稿で。

長くなりましたが、
最後までお読みいただきありがとうございました。

【ご案内】

食セッションでは、あなたの食・健康に関する困ったや疑問を自由にお話しいただき、私の持っているものをフルに使って”今のあなたにとっての最善な方法”の気づきと行動をお手伝いをしています。

その中で、手軽に自分できるセルフチェックを取り入れた健康管理術のお話もさせていただいていますよ。

食べ方と食生活の個別コンサル 食セッションのご案内はこちらから


清水綾香の食セッション~自分のからだを知ることからはじめよう~

http://ameblo.jp/tea-tree-and-more/

千葉県と東京都で、自分の内に目を向ける食べ方と食生活の個別コンサルをしています。

人体の中で脳の次に精巧な臓器は、『腸』なのですね

いつもお読みいただき、 ありがとうございます。

体内環境に目を向けた食のセッションをしている清水綾香です。

 

腸は排泄するための臓器だと思っていませんか?

栄養や水分吸収するための臓器だと思っていませんか?

確かに、その機能も私たちが生きていくうえで重要なのですが、腸には意外な一面もあるので、シェアしたいと思います。

 

腸には、人体の中の他の部位とは比べものにならないくらい、たくさんの神経が集まっています。

さまざまなシグナル物質が集まってくる場所であるのに加えて、神経伝達物質や神経回路もたくさんあって、脳の次に精巧な臓器なのが腸なのだとか。

脳の次に精巧な臓器って、心臓ではないのですね!

しかも、化学的にも脳と同じような複雑なしくみを持っていることから、『腸脳』という言葉で説明されたり、『腸は第2の脳』と言われますね。

体調を把握するために、脳はからだの中でどのようなことが起きているのか、情報を必要としています。

ところが、脳は頭蓋骨の中で厚い髄膜に包まれ、また、脳に入る血液はその1滴に至るまで厳重にフィルターにかけられて、ほかの臓器から隔離・保護されています。

だから、脳は自分でからだの中の情報を集めることができないわけです。

その一方で、腸はいわば”現場の真っただ中”にいる存在。

私たちが食べたもののあらゆる分子と直接触れ合い、ホルモンを血液に取り込み、免疫細胞や腸内細菌の働きも間近で見ています。

先ほど述べたように、腸は、脳にも引けを取らない巨大な神経システムを持ち、また腸の内側の絨毛(ヒダ)は伸ばしたら18メートルにも及びますが、その長さを強みに広大な表面積を使ってからだの中の全体を感じて情報を集めているのだそうです。

それが『人体の中で最大の感覚器』と言われる理由です。

私たちが知る感覚器と言えば、五感に関わる視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚がありますが、これら意識下で行なっている感覚器は腸の足元にも及ばないのだそうです。

腸は、体内の総指揮官としての働きを無意識下で行なっています。つまり腸は、これらの仕事を腸内の神経システムによって完全に自立して制御していて、脳からの指令で動いているわけではありません。

仮に、腸内神経と脳の接続を断ち切ったとしても、腸の活動は止まらないのです。

image

腸内環境が変わると
感情までもが左右されるとも言われます。

さまざまなストレスの影響で
腸内環境が変わったりもします。

からだが元気であることはもちろんですが、
気分や気持ちの状態と、
暮らしの快適さや生き甲斐などが
意外と密接に関わっているということを
日々の生活で実感することがあります。

腸の状態がどうなのかと関心を持ったり
腸の環境を乱さないようにしたりすることが
自分の心身の健康状態にそのまま返ってくる。

健やかな暮らしを送るには、
意外と腸が要なのかもしれないなとさえ思います。

まずは自分の腸の機能がどうなのか、

知ることからはじめるのが大切だと思います。

 

清水綾香の食のセッションについてはこちらから

体内環境を知る方法がわかる食のセッション

最後までお読みいただきありがとうございました。


清水綾香の食セッション~自分のからだを知ることからはじめよう~

http://ameblo.jp/tea-tree-and-more/

千葉県と東京都で、体内環境に目を向けることをベースにした食のセッションを開催しています。

自分のからだに目を向けるとは?

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

自分らしさと出会える食べ方と食生活の個別コンサルテーション

『食セッション』をしている清水綾香です。

 

『自分のからだに目を向ける』ことが、『自分らしさに出会う』ためのきっかけの1つになると私はお伝えしています。

 

そこでよく質問をいただくのが、

『自分のからだに目を向ける』とはどういうことなの?

具体的に何をすること?

というような質問です。

 

私の言う『自分のからだに目を向ける』というのは

①自分のからだは食べた栄養を活かせる状態に整っているかな?

自分の消化分解能力はどうかな?

腸の環境はよい状態かな?

③自分の気づかないところで、食べたものによってからだをいじめていないかな?

④自分の気づかないところで、からだにムチを打っていないかな(無理を強いていないかな)?

⑤自分は満たされているかな?

といったようなこと。

痛みや不調のある箇所だけでなく、からだ全体、自分全体として捉えるようにします。

 

このサイトにたどり着いた方は、健康に気遣いされている方がほとんどだと思いますが、たとえば、健康を考えて 食べている今の食事について考えてみましょう。

毎日あれこれ工夫して食べているのに

便秘がちとか

風邪ひきやすいとか

爪がもろいとか

疲れやすい

といったことを自覚していらっしゃいませんか?

これらの『からだからのサイン』が出ていても自覚症状として自覚できていないこともあると思います。

 

このようなからだからのサインに気づいている方は、、『何が原因なのだろうか』、『食べているものが良くないのか』、『サプリメントをとっていないせいだろうか』、と悩まれているかもしれません。

 

『栄養療法』というものも徐々に一般的になってきていますが、薬ではなく、サプリメントを使って効果的に栄養素をとることで、症状を緩和したり解消する治療法があります。

栄養療法を試したい方は、栄養療法を行なっているクリニックなどへ行かれるのも一つの方法です。

 

ただ、そのときに考えなければいけないことは、

 『毎日あれこれ工夫して食べているにもかかわらず、なぜ、サプリメントで補わないといけないような栄養不足の状態になったのか』

ということです。

 

現代の食品は、野菜にしても加工品にしても、栄養素が減っているからでしょうか?

そのことも100%ないとは言い切れませんが、それだけではないというのが私の考えです。

 

私たちの健康状態は、食べている食品だけではなく、『自分のからだの状態』に左右されます。

 

どういうことかと言うと、

 

たとえば、

胃腸の役目は、食べ物から栄養素を吸収し、不要なものを便として排泄することだけではないのをご存じでしょうか?

消化分解が十分に行なえない状態が続くことは、じわりじわりと栄養不足を招くことを意味します。

これは、昨今増えているアレルギーや、子どもの発達などにも関わる問題です。

◆寝ても疲れがとれない

◆朝起きるのがつらい

◆風邪ひきやすい、治りにくい

◆コーヒーがないと頑張れない

◆食後2~3時間後におなかが張る(ガス)

◆アレルギー症状がある、悪化してきている  など、

これらは直接的、間接的に、消化分解能力や腸内の環境が関わっているものですが、長い年月を経て、健康の維持に関わる問題ばかりです。

食べ物の消化分解に必要な胃液や膵液などの消化液が十分に分泌できていないと、食べた栄養素が吸収できないだけでなく、腸内環境が荒らされます。

栄養素の吸収が不十分では栄養素の不足が起こり、からだの機能にも支障がでるでしょう。

腸内環境がよくなければ、病気にかかりやすくなったり、アレルギーや花粉症になりやすくなったり、お肌の調子がよくなかったり、子どもの成長・発達に影響が出たりもします。

 

これらの問題に目を向けるには、食べ物をあれこれと悩む前に、自分の状態を知り、それに合わせた食べ方をすることから始まります。

自分の状態を知る手がかりの一つとなる、消化液が分泌できているかとか、腸の動きはどうか、といったことをセルフチェックで確認することも大変役に立ちます。(胃酸分泌チェック、ぜひお試しください!)

 

 

健康を守るために食べるものを見直すことも大切ではありますが、自分のからだがどんな状態にあるかということに関心を持ち、その状態に合わせた食べ方、食生活を送ることのほうがもっと大切なのです。

 

ぜひ、自分のからだの中の状態に目を向けることを心がけてみてくださいね。

 

また、からだたけではなく、からだと精神の調和が大切です。

からだの使い方が感情や思考の状態に影響し、感情や思考の状態によって、からだが影響を受けます。

自分丸ごとに目を向けていってあげてくださいね。

食セッションでもご相談をお受けしています。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

清水綾香の食のセッションについてはこちらから

自分らしさと出会える食べ方と食生活の個別コンサルテーション


清水綾香の食セッション~自分のからだを知ることからはじめよう~

http://ameblo.jp/tea-tree-and-more/

千葉県と東京都で、体内環境に目を向けることをベースにした食のセッションを開催しています。