いつもお読みいただき、ありがとうございます。
清水綾香です。
前回の投稿で触れましたが、フルボ酸は『ヒューミックシェル』という
古代の植物が氷河期に地下に埋没し、地中の微生物によって分解されたもの。
通常、このような古代の植物は地下にうずもれると、
次第に分解されて石油や石炭になります。
それが、そうはならずに植物有機化したももがヒューミックシェル。
とても不思議なことなんですね。
そのため、ヒューミックシェルには、6,000万年~1億2,700万年前に
大繁茂していた古代植物中のミネラルがそのまま含まれていると言います。
これまでも何度か、フルボ酸は液状のミネラルサプリメントのようなものだ
と書きましたが、フルボ酸に70種類以上のミネラルが含まれている理由が
そこにあります。
ミネラルとは、『金属』のことです。
金属は、いくつかの分子の集合体の状態になっているため粒子性が大きく、
人体への吸収・排出がスムーズに行われにくいという特徴があります。
それと同時に水にも溶けにくいため、土中のミネラルを植物も直接的には
吸収しにくいのです。
では、植物はどうやって生命活動に必要なミネラルを土中から得ることが
できるのでしょうか。
生物の参考書を見てみましたら、植物の根には菌根菌という微生物が
共生していて、吸収しにくいミネラルを植物が吸収できるよう
働いているのだそう。
ここでも微生物との共生が生命を支えているのですね。
このうようにして、植物は、大地に含まれる分子の状態や化合物の状態の
吸収しにくいミネラル(金属)を吸収できるようなるのだそうです。
植物が吸収するミネラルはイオン化したミネラルで、
そのため水にも溶けていることができるというわけです。
ヒューミックシェールに含まれているミネラルも、
このようにして植物が土中から吸収したイオン化されたミネラルが
もとになっているということなのですね。
さらに、ヒューミックシェールは微生物による醗酵を受けていますので
そのミネラルはコロイド状になっており、微粒子がとても小さい。
赤血球が7ミクロンの大きさであるのに対して、
その約7,000分の1というサイズなのだそうです。
1ミクロンが1ミリの1,000分の1ですから、
ちょっと想像はできませんが、とにかく小さいということがわかりますね。
そのため、私たちの腸での吸収率はじつに98%だと言います。
さらに、ミネラルの過剰吸収はないのかが気になるところですが、
ヒューミックシェールに含まれている植物性ミネラルは排出もされやすいため
体内蓄積しにくいと報告されているそうです。(出典不明ですが)
本当にそうだとしたら、私たちにとって好都合ですよね。
足りないミネラルが補えて、しかも摂ったほとんどすべてが
吸収できるから経済的だし。
さらに過剰なミネラルは自然に排出されるとなればとても理想的です。
ただ、著書にもありますがこうしたことに対する科学的な臨床データが
まだ十分ではなく、慎重に対応する必要があると思います。
続きはまたの投稿で。
今回の参考図書はこちら
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